top of page

用語・意味集

 これは累なる世界・奏合う世界・嘱目す世界・花巡る世界・狭間の世界におけるオリジナル用語や意味の異なる言葉についてまとめたもの。

奏合う世界

水人

すいじん

 災厄の影響で水の中で暮らすことしか出来なくなった種族。大きさは様々で、一時期は服も着ていなかった種族だが、最近ではオシャレに目覚め着飾ることが多い。水を操ることにおいて右に出る者は居ない。全身が水から出るとヒリヒリした感覚に襲われ、次第に焼けるような痛みが襲うため、特殊な魔法薬が無いと水の外で活動することができない。 鼻と喉にある特殊な器官によって水から酸素を取り出しており、浮上する際は過呼吸にならないよう少しずつ調節するか、適応系の魔法を使う必要がある。

累なる世界

青艮家

せいごんけ

 妖狗の血を引く半妖の一族。元々は美紫島の管理していたが、寒さへの耐性や最寒を治める者が居なかったことなどを理由に、現在は最寒を治めている。
 会社などを持たず、現世にも進出していないが呪物の管理などにおいて対処できる者が他に居ないため、行政府から援助を受けている。

奏合う世界

川守衆

せんじゅしゅう

 ヌマア皇国の退魔大団の中でも水中・水上戦に特化した精鋭の川守(かわもり)が所属する組織。大きな川には橋を作れないため、大きな川では橋渡として兼業していることが多い。

累なる世界

先達

せんだつ

 神乗列車や怪介列車などを操作する車掌あるいは運転手。肌は黒く、髪と口が同じ色をしており目を持たない。言葉は通じるが会話は不可能であり、多くはその髪色を名前として呼んでいる。どんな名前でもそれが己を指しているのならば、必ず反応する。

累なる世界

川獺家

せんだつけ

 妖獺の血を引く半妖の一族。元々は二踏美を本拠地にしていたが、妖狸に追い出され双之宮に本拠を構えるようになった。屋敷は水中にあり、水生の妖の取りまとめをしている。
 居酒屋チェーン「竹盛月」やレストラン「肉肉林」を現世と鬼界の両方に展開し、日本だけでなく海外にも様々なネットワークを持っている。

累なる世界

綜元派

そうもとは

 あの世にある主流刀派の一つで慶雲と名乗る男が祖と言われている。 武器のバランスが良く、持ち主への好き嫌いが少ない。剣、短刀、脇差、打刀、太刀を主に鍛刀。 特に有名な綜元派の刀工は以下の6人である。
 初代綺雲(き-うん)、その息子たち花心(か-しん)と花曇(はな・ぐもり)、花心の弟子衛士(えい-し)、衛士の嫁の哀楽(あい-らく)、衛士と哀楽の息子反忌(はんき) の初六代の生み出したものは今でも多くが残っており、コレクターの間でも人気が高い。

累なる世界

空重

そらがさね

 紙や筆を扱う濡莎の持つ紙筆屋。書道家だけでなく、画材も扱っているので絵描きの客も訪れる。見た目は繁盛していないが、通信販売に力を入れていることで安定した収入を得ている。

奏合う世界

退魔軍

たいまぐん

 デュルソナ大陸の地脈の乱れに反応して暴走したり、巨大化したりするモンスターの討伐を任務とする特別軍隊のこと。タモアト民国では退魔大隊、ヌマア皇国では退魔大団と呼ばれている。

累なる世界

たましい

 魂は器であり、核ではなく記憶や性格が核となり、記憶や性格を持つ部分のことを格と呼ぶ。 そのため、記憶を残したまま転生させてしまった場合その人間は早く死ぬようにさせる。霊能研究所によると魂の記憶容量は世界一とされている。

奏合う世界

中間界

ちゅうかんかい

 人間たちの暮らす世界。

奏合う世界

治癒士

ちゆし

 身体の治療を魔法で行う人のこと。治癒魔法試験に合格しないと名乗ることが許されず、合格者の数は毎年一人いるかいないかの最難関試験に合格するだけでなく、毎年治癒魔法免許の更新が求められる最も難しい職業とされている。

奏合う世界

鳥人

ちょうじん

 災厄の影響で人と鳥が混ざりあったことで生まれた種族。翼を持つもの、嘴を持つものとその姿は多様。ほとんどが肉食性で攻撃的な性格。また種の繁栄への意識が強く、気に入った異性をつけ回す者が多い。風を操ることに長けており、普通の人よりも少ない魔力で空を飛ぶことができる。 個人差はあるが社会から離れて暮らす者が少なくない。

累なる世界

付喪神

つくもがみ

 御武と似ているが、こちらは本体が壊れると再起不能。持ち主の強い執着や、強い霊力に当てられ魂が宿ることなど、様々な要因から成る。

累なる世界

鶴来派

つるぎは

 あの世にある主流刀派の一つで慶雲と名乗る男が祖と言われている。 使い手を選ぶ物が多く、扱いづらい。主に太刀、大太刀を鍛刀。現在では銃火器も扱っている。特に有名な鶴来派の刀工は以下の6人である。
 初代憎嫉(ぞう-しつ)、その弟子尚早(しょう-そう)、闘志(とう-し)、炎天(えん-てん)、闘志の弟子定必(さだ-ひつ)、傍若(ぼう-じゃく)は六刀仙と呼ばれ、荒々しくも華やかな姿で綜元派の刀剣よりも美術的価値が高いとも言われている。
 綜元派、鶴来派は共に別世界から来た慶雲と名乗る刀鍛冶の男を祖とする。

奏合う世界

天界

てんかい

 世界の外側にあったとされる天使族や神々の暮らしていた場所。大きな穴から出入りできていたが、世界の安定のために穴を失った。言い換えると天界があった空間をエネルギーに変えたことで災厄を打ち破ることができた。別名天孔の島カエルウァインスラ(Caelvuinsla/Caelwinsla)という。

累なる世界

天狗

てんぐ

 天翔る空の民。かつての仏に感銘を受けた悪鬼が修行を経て得た姿は羽を持つ。もっぱら修行を行い、人前に出る際は有事である。人間に見つからないように人間を助ける仏の使いでもある。
 人間に恐れられていた過去があるが、キャラクターとして愛されていることは好意的に受け入れている者も多い。現代の天狗はあの世にて治安維持に貢献している者が多い。羽団扇は強い風を起こすことができるように呪いが込められている。
  赤い顔で長い鼻は人間のイメージ。修行を経た鬼が姿を変えた結果であり、天狗になれた者は名前に「明」を付ける文化があり、現在でも名前には必ず付ける。江戸の終わりには先天的に天狗の者も現れるようになった。 天狗の寿命は100〜300歳程。他種族と血が混ざると縮み、その場合明確な歳は不明となる。

累なる世界

転魂課

てんこんか

 輪廻管理部の1つ。新たな命の誕生に合わせ魂を現世に戻すことが主な業務で、転生させるのは浄玻璃鏡の仕事であり職員が行う業務は転生した魂に関する記録である。

累なる世界

天国

てんごく

 極楽浄土や楽園、高天原など、鬼界と同じく呼び名は国によって違う。各国の神々や天使などが住んでいる。

奏合う世界

天使

てんし

 かつて天界で神に仕えていた者たち。魔力を効率的に使うことに長けており、天界へ向かう穴を象徴する光輪が頭上にある。翼が無くとも飛ぶことが出来るが、天使の象徴として様々な形で表している。

奏合う世界

導律支天使

どうりつしてんし